ブリーダーから子犬を迎えた後に信頼関係を築いて育てるための基礎知識

パピヨンの原種はスペイン地方のトイ・スパニエルと言われており、
貴族階級の愛玩犬として重用された歴史を持っております。

その名の通り蝶のように特徴的な耳を持っており、毛は柔らかく
長めであり優雅な外見が特徴です。

パピヨンのオスの成犬体重は3キログラムから5キログラム程度と
小型犬に分類されており、メスの場合はオスよりも一回り小さいことが
特徴になります。

パピヨンの歴史は長くあり15世紀には原形の姿になったと言われて
おりますが、現在知られている特徴的な耳はスピッツやチワワと
交配されたことにより完成したと伝えられており、それまでは立ち耳
ではなく垂れ耳であったと言われているのです。

注意する

垂れ耳の個体は現在もおり、ファーレーヌと呼び区別しております。
ネズミを追いかける習性があり、ネズミ捕りの名人として知られております。

成犬になっても4キロ程度の大きさでありますので、子犬時はさらに
小さな体格をしているのが特徴です。

小型犬は無理に抱きかかえたり、高所から落下させると骨折など怪我の
原因になってしまいますので、パピヨンなどの小型犬の子犬時にはとくに
丁寧な扱いが必要になります。

パピヨンは毛足の長い愛玩犬として華奢な印象がありつつ、活発な面もあります。遊びながら信頼関係を築いてゆくのがおすすめです。

RERとDERとご飯について

室内で飼う犬はさまざまな人間の文化に触れながら暮らし、
やがてお互いのルールを学んで健やかに過ごしてゆきます。

人間の食べ物を見たり匂いを感じるなどの機会が多くなりますし、
活発で好奇心の高い生き物である犬はさまざまな食べ物に興味を示すのです。

しかし人間用の食べ物はカロリーが高かったり、塩分濃度が濃いために
内蔵に負担がかかることになりかねません。

そして肥満を起こしてしまう可能性もあるために、犬にはドッグフードを
与える方が心配がないのです

いい関係を築く

ドッグフードは必要な栄養価を満たしております。
ブリーダーから迎えたばかりの頃は、母犬や兄弟たちと離れ一時的な
ホームシックになることもあります。

そんな時はブリーダーに聞いたメニューを自宅で再現してあげて、
食べやすい環境を作ってあげるのがベストです。

小型犬は室内で過ごすことが多いですが、パピヨンは意外に活発な犬種
なので基礎代謝が高く、小型犬の割にはよく食べる印象を持つ飼い主が
多いと言われております。

子犬の時はとくにたんぱく質の多い食事を与え、体重を目安にして
カロリー計算を行うのです。

定期的に体重を計測し、適正体重を把握しながら運動量や食事量の
コントロールを飼い主がすることが健康の秘訣です。

トイ・スパニエルの一種であるパピヨン

パピヨンの原種はスペインのトイ・スパニエルの一種であり、
ヨーロッパでは人間社会と古くから関係を持つ犬種とされています。

チョウが羽を開いたような優雅な見た目が特徴となっていて、
15世紀以降のヨーロッパの貴族の寵愛を受けるようになりました。

15世紀のヨーロッパでは入浴の習慣がなかったため、
ダニや蚤が人に規制してしまうことが少なくありませんでした。

そんな折に犬を飼うことでダニや蚤への対処ができるという説が生まれました。

そこでヨーロッパ貴族の間では犬を飼うことがブームとなっていき、
その中でも特に人気があったのがパピヨンです。

中世のヨーロッパの貴族の肖像画を見ると、
よく犬が映っていていかに犬を飼っている貴族が
多かったかが分かります。

パピヨンの歴史

ヨーロッパの貴族がパピヨンを寵愛していたころ、
リス犬と呼ばれることもありました。

これは特徴的な垂れ耳が目立っていたからです。
現代では垂れ耳ではなく、立ち耳が主流となっていますが、
かつては垂れ耳が圧倒的な数を占めています。

垂れ耳の個体はファーレーヌと呼ばれるようになりました。

ネズミ捕りのエキスパートとしても知られる犬種であり、
屋敷内に発生したネズミをどんどん捕まえていたことも知られています。

現代のパピヨンとかつての同種

パピヨンはトイ・スパニエルの一種であり、
このトイ・スパニエルの中には鳥猟が得意で
その分野で活躍した犬種もいます。

この犬種はどちらかというと高く飛ぶことが苦手なので、
鳥猟犬ではありませんが足が速く反射神経も良いため
陸での狩猟では活躍することが出来ます。

現代のパピヨンはその多くが室内犬であり、
中世の時のような狩猟力は持っていません。

しかし、ボール遊びをした際には持ち前の瞬発力を発揮します。

運動が得意

ブリーダーによって飼育されているパピヨン
必要に応じてその運動量を増やすことができ、
優れた持久力を持ちます。

走り回る際には大きな声で吠えることがありますが、
これは狩猟犬として活躍していた時代に獲物を追い込む際に
声も使っていた名残です。

現代ではよく吠えるタイプとおとなしいタイプがいて、
どちらも一般の方々から人気があります。

パピヨンはあごの力がそれほど強くありません。
かつて獲物としていたネズミはそれほど固くないため、
噛む力は求められてなかったとされています。

現代の室内犬として飼われているパピヨンは
より一層噛む力が弱いので、もし家で噛まれてしまっても
出血などはあまり発生しません。

犬が苦手な方も安心できます。

情報を集めてよいブリーダーと出会うこと!パピヨンをブリーダーから迎えるポイント

ブリーダー

パピヨンが飼いたい時にブリーダーを探す方法やポイントは色々あります。

ペットショップや獣医に相談したりインターネットでペット直販の
登録サイトを探す方法などがあります。

一番早くて情報量が多いのは、ブリーダーの登録サイトを探すことです。

登録するための審査がありますので、安心して利用ができます。
特に血統証明書の発行や生体保証は責任を持って行うことが
義務付けされていることが多く、信頼できる登録者多数いるからです。

また、動物取扱業登録証の提出も義務付けられていますので、
ペットを販売する資格が無い人は登録ができなくなっています。

これらのことを考えると登録サイトを利用するメリットは多く、
口コミも選ぶ際の判断基準になるので利用価値が高いです。

探す

良いブリーダーに出会うためには、質問をしてみることをおすすめします。

どんな些細なことでも構わないので、パピヨンについて質問をしてみて
明確な返事が即座に返ってくるようなら信頼できます。

逆にいつまでも問い合わせに対する返事がなく、返事があっても
質問の答えになっていない時は別を探した方が良いです。

責任感のあるブリーダーから迎えたパピヨンは健康状態も良く、
しつけがされていることが多いです。

迎えたその日から良きパートナーになってくれること間違いありません。

後々にパピヨンのことで気になることがあったら聞くことができますし、
受け取りが家の近くでしたら信頼できる獣医を紹介してもらうこともできます。

生体保証について聞いておく!パピヨンをブリーダーから迎えるポイント

仔犬を迎える際に生体保証についての説明は必ず受けなければいけません。
優良なブリーダーなら、保証についての説明を詳しくしてくれるはずだからです。

逆に保証についての説明を求めてもしてくれなかったり、
保証が無い場合は他を探した方が無難です。

それほど大切な保証なのです。
この保証について詳しい説明がされる理由は仔犬の販売ショップや
ブリーダーによって保証内容や保証期間が異なるからです。

保証規定が販売ショップで決まっている場合は、基本保証や
購入特典保証と呼ばれている場合があります。

仔犬を迎えるために重要な保証ですので、どこで購入をするか
決める前にまず保証があるか確認をすることをおすすめします。

保証があると分かっていれば、安心してパピヨンを選ぶことができます。

医療

似たような保証に犬の医療費保証があります。
こちらは人間の医療保険と同じように、風邪や皮膚炎などの
病気で治療を受けた時に動物病院への通院費を最大全額保証してくれます。

もしもの場合に備えて、生体保証と医療費保証の両方に
希望することもできます。

生体保証は法律で義務付けされていないので、
パピヨンを迎える際のポイントになります。

治療

任意での申し込みになることが多いのですが、
いざという時役立つので持っていたい保証です。

保証内容の確認も大切ですが、条件の確認も
合わせてしておく方が安心です。

販売ショップやブリーダーによって、保証対象の病気が違ったり
保証方法が違う場合があるからです。

ワクチン接種について知っておく!パピヨンをブリーダーから迎えるポイント

仔犬を引き取る際にワクチン接種がきちんとされているかの確認は
重要なポイントです。仔犬を大切に育ててくれているブリーダーなら
動物病院で接種をした後の引き渡しになるからです。

ワクチンを接種してあるかは接種証明書を渡されることで確認できます。

ワクチン

接種証明書には仔犬の性別、月齢、種類、生年月日、
接種したワクチン名、接種日、次回の接種予定日、
接種した動物病院の情報などが記載されています。

仔犬の代金にワクチン接種の費用が含まれているので、
この接種証明書は必ず手渡してもらいます。

パピヨンのような小型犬はほとんどの場合がジステンバーと
パルボウイルスの2種混合のワクチンですが、まれに
6種混合のワクチンを接種することもあります。

2回目の接種に関して、どこで接種できるか費用はどれぐらいかを
迎える際に聞いておくと安心です。

接種証明書をちゃんと渡してくれる優良なブリーダーなら、
丁寧に教えてくれるはずです。

費用

また、接種するワクチンには2種類あり、狂犬病のように
毎年接種しなければいけないと法律で決まっているワクチンと、
混合ワクチンのように任意で受けるワクチンです。

任意でも接種していないとペットホテルを利用できないなど
不便なことになりますので、パピヨンを迎える前に
ちゃんと接種してもらう方が安心です。

もし、混合接種をするかの意向をブリーダーに聞かれた場合は
希望しておくと良いです。

仔犬のパピヨンは感染するだけで命に関わるウイルスもあるので、
ワクチン接種は大切なことです。

犬舎を見学・訪問すること!パピヨンをブリーダーから迎えるポイント

訪問

新しい大切な家族として、パピヨンを迎え入れることは
とても素晴らしいことです。

パピヨンは人懐っこく、皆を笑顔にしてくれる可愛らしい犬種ですので、
とても楽しい時間を送ることが出来るでしょう。

しかし、ブリーダーから購入して迎え入れる前に、犬舎を見学したり、
一度は必ず訪問しておくことをお勧めします。

ポイントは、ケージやハウスの清潔さや、犬舎の環境が
良いかどうかとなります。

どんなに可愛くて素晴らしい子犬を見つけたとしても、
健康状態が良くなければ悲しい事態を招いてしまったり
後々トラブルを抱えてしまうこともよくあるのです。

そうなる前に、ブリーダーが信用できる方なのかどうか
犬舎をしっかりとチェックすることが必要です。

環境

犬舎を見せてもらいたいと一度お願いしてみましょう。
何も特別な理由も無く断られてしまったら、少し注意をすべきです。

見せられない事情があるのかもしれません。
ポイントは、犬の運動スペースが確保されているかどうかや
清潔に犬舎が保たれているかどうかとなります。

きちんと清潔さを保ち続けていないと、子犬は病気にかかってしまいます。

綺麗な状態で過ごせていたかどうかは、大事なポイントとなるはずです。
犬舎を訪問・見学することは、迎え入れる犬にとっても
非常に良い事で、購入する方に少し慣れておくことで、
子犬のストレスも少なくなります。

可能であれば、ブリーダーと相談して、何度か触れ合いを
許可してもらうと良いのではないでしょうか。

これから長く一緒に生活することになる大事な家族ですので、
生まれ育った場所はしっかりとチェックしておくと
良いのかもしれませんね。

パピヨンのことをよく知っておくこと!パピヨンをブリーダーから迎えるポイント

基礎知識

パピヨンをブリーダーから迎えるには、基礎知識を持っておくことが
ポイントになります。

まず、ブリーダーが繁殖させたパピヨンは、直接販売されるか
ペットショップやペットオークションなどの業者に出荷されます。

ブリーダーからの直売では、業者からの買い取りに比べて
メリットが沢山あります。

価格が安く購入できること、感染症の心配の軽減、
基本的なしつけができている、血統が確認できる、
社会性がありしつけやすいなどのメリットがあります。

パピヨンは古くからヨーロッパ各地で貴族に可愛がられていました。

有名なマリー・アントワネットも可愛がっていたほどです。
そのせいか、直立する姿には可愛らしさと気品があります。

性格は可愛らしい姿とは違い、強く大胆で明るいのが特徴です。

また、利口な犬としても有名で、しつけをちゃんとすれば
吠えることもなく命令に従う飼いやすい犬です。

友好的

愛情深い面もあり飼い主に対して友好的なので、
お子さんの居るご家庭や一人暮らしの人にピッタリのペットです。

利口な犬なので、毎日散歩に連れて行って刺激を与えてあげたり
おもちゃで遊んであげれば上下関係を理解し懐いてくれます。

家に迎える時には寝床やエサはどんな物が良いか、
おもちゃの好みなど前もって確認して準備しておけば安心です。

また、過保護に育てないように、しつけに関する心の準備も必要になります。

パピヨンをブリーダーから購入することのメリットや性格などの
基礎知識を活かして、生涯のパートナーを迎えてあげましょう。