一般的に、パピヨンはシングルコートの犬種として飼うことができる犬です。
下毛であるアンダーコートが存在しないので、暖かい地域に強いという特徴があります。実際に、パピヨンもオーバーコードがしっかりとした状態になっていて紫外線などから皮膚を守ることができるような状態になっているというのがメリットです。
当然、防寒対策を考える場合もこういったパピヨンの特徴をしっかりと理解して対応を取らなくてはいけません。もっとも分かりやすい方法では、室内の温度調整が挙げられます。
快適な温度設定にしておかないと健康的な生活ができなくなる可能性があります。例えば、防寒対策の注意点として人間が快適な温度とパピヨンが快適だと感じる設定は異なる傾向があるという点が挙げられます。
多少人間が暑いと考えていても、室内温度を適切に設定しておかないとアンダーコートが存在しない犬種は病気になったりする可能性もあるからです。一部の地域で育てられているパピヨンに関しては、アンダーコートも存在するケースもあります。
ただ、そういった例外を扱う場合でも、このような温度設定は適切に行うことが大切です。極力寒すぎる日には散歩をしないなどといった対策も有効なので、まずは間違ったやり方をしないように注意が必要です。
年齢を考慮した適切な防寒をしよう
パピヨンの防寒対策の注意点として、最も間違ったやり方なのが個体差を考慮せずに同じ対応をしてしまうという点が挙げられます。
代表的なものが、年齢を考慮しない対応をするというものです。そもそも、子犬やシニア犬は同じ犬種であっても温度調整が苦手な可能性が高くなります。
シングルコートであっても、若い場合には洋服を着せるなどの対策を行うことで我慢して散歩ができる可能性が確かに存在します。
一方で、子犬やシニア犬の場合はこのような洋服を着せるような対策を行っても、自分自身でうまく健康管理ができなくなっている可能性が高いので、大きなトラブルになる可能性も否定できなくなります。
そのため、防寒対策の注意点として飼っているパピヨンの年齢で対応を変えなくてはならないということを理解しておかなくてはいけません。特に、この犬種は散歩が大好きで運動量が激しいという特徴が存在します。
若い頃と同じような感覚で遊ばせたり散歩をさせていると、本来は苦手な寒さと相まって体力の消費が激しくなる可能性が存在します。
ですから、防寒対策をきちんと行った後はその犬種の年齢に応じた適切な運動をさせるように心掛けることが大切です。