パピヨンの子犬を育てるときの注意点

パピヨンの気質としつけのタイミング

パピヨンは、小型犬の中でもとても賢い犬種です。
学習能力や命令に従う能力が高く、好奇心旺盛で
コミュニケーション能力に優れています。

人とのスキンシップも好きなので飼育しやすく、
初心者の飼い主にもおすすめの犬種といえます。

その一方、賢さゆえの警戒心の強さから「無駄吠え」、
活動的な性格から「いたずら」などのしつけの問題に
直面するケースも多々あります。

しつけのタイミング

自己主張をしっかりとする犬種であるため、子犬のうちから
わがままにならないよう注意をすることが必要です。

頭が良く理解力が高いということは、パピヨンは悪い習慣も
すぐに覚えてしまいます。

しつけは後回しにすればするほど大変になるので、
犬の様子を見て、できるだけ早めにやっていいことと
悪いことをしっかり学習させるようにしましょう。

しつけをはじめるタイミングとしては、ブリーダーから
譲り受けたり、家に迎え入れてから3日ほどが目安です。

様子を見つつ、褒めることをメインにして、あまりスパルタ
にならないように気をつけましょう。

1週間ほどして環境に慣れてきた頃に、本格的にしつけを
スタートするのが最適です。

しつけは犬の生活リズムができてしまうと大変です。

生活リズムを崩すことは犬のストレスになるため、
早めに取り掛かることをおすすめします。

パピヨンの具体的なしつけ方法

家に迎えて犬が環境になれたら、まず最初にトイレのしつけに
取り組みましょう。

トイレトレーニングをスムーズにおこなうポイントは、
失敗しても怒らず騒がないことと、上手にできたらすかさず
褒めることです。

特にすぐ褒めることは重要で、成功したら3秒以内に褒める
ようにします。

失敗して叱ってしますと、子犬は排泄行為に対して叱られた
のかと思ってしまいます。

しつけの仕方

掃除をして匂いもしっかり消すようにしましょう。

自己主張の強い犬種であるパピヨンは、早めに吠える行為に
対する制御のトレーニングをおこなうことをおすすめします。

犬が吠える時は必ず意味があるので、犬がなぜ吠えているのか
を見極めてしつけることが重要です。

チャイムの音や特定のものに対して警戒して吠える場合は、
その対象物が怖くないことを教えてあげることで犬の不安は
解消されます。

何かを要求して甘えて吠える場合は、とにかく無視すること
が大切です。

頭の良いパピヨンは、自分の要求が通るとわかるとどんどん
ワガママになってしまいます。

吠えない時に飼い主のタイミングでおやつをあげたり遊んだり
して、犬に吠えることと飼い主の動きの関連性のなさを学習
させることが効果的です。

また、特に子犬のうちは、歯がかゆくて甘噛みをしますが、
おもちゃと同様に飼い主の手も噛んでしまう行為は早めに
やめさせるようにしましょう。